ポータルサイトに動画を載せたい!重要度が高まっている動画をポータルサイトで扱う場合の注意点を確認

 



2019/5/14
誰でもスマートフォンで簡単に動画を撮れるようになり、SNSなどでも投稿・共有ができたりと動画の需要が高まっています。
そんな大注目の動画ですが、ポータルサイトで利用する際には事前の準備が不可欠です。

動画はどうやって保存する?

テキストや画像より容量のある動画で一番悩ましい点が保存方法です。
限られたページ・限られた数の動画を利用するのであれば気にする必要はありませんが、ユーザーが動画をアップロードできる権限をあたえる場合はディスク容量はもちろんのこと、転送量※も考慮しなければいけません。
レンタルサーバーで間に合う規模なのか、専用サーバーを構築するべきなのかユーザー数や動画の種類(時間・容量)で判断しましょう。


※ 画像ファイルやHTMLファイルなどを表示する際やアップロードする際に転送量として集計されます。

レンタルサーバーを比較

動画の容量ですがiPhoneで1分間撮影された動画は100MB前後と言われています。
この数字を頭に入れてレンタルサーバーを比較しましょう。
さくらインターネット
https://www.sakura.ne.jp/

ポータルサイトを制作する場合は最低でも「ビジネス」以上のプランを選択したいですね。
「ビジネス(月額2,571円)」だと1日の転送量が160GB、ディスク容量が300GB。
最上位の「マネージド(月額12,960円~)」だと転送量・160GB、ディスク容量・700GBとなっています。
スタートアップは「ビジネス」で様子をみてアクセス数に応じて「マネージド」や専用サーバーに切り替えるといったところですね。

ロリポップ
https://lolipop.jp/

コストパフォーマンスに優れたサーバーです。
「スタンダード(月額 500円~)」で転送量・100GB/1日、ディスク容量・120GB。
「エンタープライズ(月額 2,000円~)」で転送量・無制限、ディスク容量・400GBです。
小規模・中規模のポータルサイトならば、こちらのサーバでも運用可能なのではないでしょうか。

XSERVER
https://www.xserver.ne.jp

速度に自信をもっているサーバーです。
最下位の「X10(月額900円)」で転送量・70GB/1日、ディスク容量・200GB。
最上位の「X30(月額3,600円)」で転送量・100GB/1日、ディスク容量・400GBです。
速度や安定性重視する場合はこちらを選択したいですね。

動画サイトを利用して負担を軽減

サーバーのプランを確認しましたが、上位のプランの場合、運営コスト・開発費用ともに大きな負担となる可能性があります。
特にスタートアップ時などは予算の関係で上位プランは厳しいケースがほとんどかと思います。
そこで利用したいのが、外部の動画サイトです
YouTube
https://www.youtube.com/

説明不要のYouTube。
認知度・使いやすさの点から得にこだわりがなければ動画の保存先はこちらで決まりです。
ユーザーそれぞれにアカウントを準備してもらう必要はありますが、今や利用してない人の方が少ないのではないでしょうか。

Vimeo
https://vimeo.com/jp

こちらはYouTubeに次いでメジャーな動画サイト。
若干クリエイティブな動画が集まってはいますが、使いやすいサイトです。
またドメインを限定して公開設定ができるので、拡散をコントロールしたい場合にお勧めのサイトです。

Dailymotion
https://www.dailymotion.com/jp

最後に紹介するのはDailymotion。
上記2つのサイトと比べるとややマイナーですが、機能は充実してるので、玄人向けといったところです。

動画の時間や容量の制限も考えておきましょう

前述のとおり動画は容量が大きいので、サーバーに対する負担がどうしてもかかってしまいます。またスマートフォンで見せる場合は極限まで軽量化しないと、表示速度が遅くなったり、通信データを消費したりと、ユーザビリティの点で評価の低いサイトになりかねません。
アップロードできる動画はスマートフォンを基準にし、制限をかけて運用するのがベストです。

まとめ

回線の速度が上がっていくにつれ、ネットにおける動画の重要度も増してきます。
「もし動画をポータルサイトで用いるならどうしたらよいか」ということを今のうちから考えておいた方が良いでしょう。