相手・他者の視点からポータルサイトの改善点を発見する

 



2020/12/17

ポータルサイトを改善するには

ポータルサイトを改善していく際に、自分の運営するポータルサイトを見て、「こんなページを作れば、こんな機能を追加したらこうなるはず」と考えるのはよくある手順だと思います。

もちろん、仮説を立てて実行・検証していくことは重要なので、十分正しい手法ですが、時には別の視点からポータルサイトの改善ポイントを見つけてみるのもいいでしょう。

相手・他者の視点から分析していく

何事も主観で見ると視野が狭くなりがちで、見えない部分が多くなります。

例えばユーザーの視点で自分のサイトを観察したり、競合サイト側の視点でどのような考えでコンテンツを作っているのかを推測したりすることで、視野を広げてアイデアを出したり仮説を立ててみてはいかがでしょうか。

ユーザーの視点で自分のポータルサイトを観察

運営しているポータルサイトを、「完全に」ユーザーの視点から観察してみましょう。

スマホでサイトを開いて、そのサイトのことなんかなんにも知らない人物になったつもりで”なんとなく”見る

  • 表示が遅くてイライラする
  • 見たい情報が見つからない
  • ボタンのサイズが小さくてうっかり別のボタンをタップしてしまう
  • 文字が読みづらい
  • 必要無さそうな情報の入力を求められて怖い
  • 他の競合サイトの方が良さそう

もしこんな感想を持つようであれば、改善点はたくさんありそうですね。
一つずつ、対応していきましょう。

可能であれば、実際のユーザーにコンタクトを取って、アンケートを取るなどどんな部分に使いづらさや利点があるのかを聞き出すのも効果的です。

もちろん、一人の意見が全員の意見ではないので、どこをどう改善するかの見極めは重要です。

競合サイト側の視点で意図を推測

また別の視点としては、競合サイトの観察も重要です。

ユーザーの視点になって見るのは当然ですが、競合サイトの運営者の視点になって見てみると面白いと思います。

  • メニューやページのレイアウトは、なぜこの並びにしているのか
  • サイトの色は信頼感のある重厚な印象にするためだろう
  • テキストのサイズは大きくして、ご年配の方にも読みやすくしている
  • ユーザーに是非見てもらいたそうな情報をサイドに表示しているが、本当にユーザーにとっていいのだろうか
  • このコンテンツは別のサイトへ飛ばしている。関連していそうだけど実質独立している内容なので分けたほうが管理の面でもいいと判断しているのかもしれない

上記の例はありきたりな内容ですが、実際に専門分野のサイトで観察すれば多くの発見があると思います。

競合サイトを観察して自身のサイトに足りない点が見つかれば、その部分を改善と次に打つ手がわかりやすくなります。

別ジャンルからの視点を取り入れる

あるいは全く別ジャンルの視点に立つのもいいでしょう

真面目な法律を扱うようなポータルサイトの場合は、親しみやすく伝わりやすいようにマンガやゲームのようなポータルサイトを参考にしても新しい発見があるかもしれません。

また、ラーメンやハンバーガーなどカジュアルな飲食のポータルサイトの場合、医療系のサイトのような論理的な情報を伝えるようなポータルサイトを参考にすると、新しい切り口になる可能性があります。

一度全ての先入観を捨てて、新しい視点でサイトを観察すると面白い発見がきっと見つかると思います。