ポータルサイトの運営でよくある3つの失敗

 



2018/5/25

ポータルサイトを運営と聞くと、プラットフォームになるサイトをザクっと作って、アクセス数を稼いで広告掲載料などで荒稼ぎしているイメージがあるかもしれませんが、実際にはもっと地道なものです。
実際にポータルサイト運営について、起こりがちな失敗例をご紹介します。

諦める

「諦めたらそこで試合終了ですよ…?」

実働250時間で儲けは58円…ネット副業は失敗する人のほうが多い

上記は最近あった記事です。
このケースは失敗したので諦めたとも読めますが、私の見解は逆です。
「成功するまで続ければ失敗じゃない」なんて精神論をかざす気はありませんが、諦めたので失敗してしまった例だと思います。
1円を稼げるようになれば、5年10年続けていればどこかで大きく飛躍する可能性はあったと思います。
5年と言わなくても半年くらい頑張れば月数千円くらいの収益には繋げられたのではないかと思いますし、そこまで行けば認知されてきているので、さらに伸びやすくなってきます。
もちろんずっと鳴かず飛ばずで終わる可能性もあります。
ですが、ポータルサイトの運営をしていくつもりだったのなら、1年足らずで閉鎖するのは早すぎます。
人間なので、儲かっていたらやる気が出て更新ができるし、儲からないとやる気が起きないのは当然ですが、それでも地道に続けることが必要になります。
ランニングコストとしてサーバー・ドメイン代はかかってしまうので、マイナスが続くと閉鎖するのもわかりますが。
なので収益の上がらない最初のうちはできる限り低価格なサーバーを利用することをおすすめします。

ポータルサイト運営を長く続ける4つのコツ

放置する

ポータルサイトに限らず、運営者から放置されたサイトは、勝手にアクセス数が上がることは99%ありえません。
週に1回でも記事を追加したり、新しい機能や、発生した不具合を直したり、そういった更新をしていくと少しずつでもアクセス数は増えていきます。
何もしないと、競合のサイトなどが登場した時に、ユーザーがそちらに流れやすく、アクセス数の低下に繋がります。
ポータルサイトの収益に関しては、基本的にアクセス数を下げないことが大事なので、できることを少しずつ達成していくといいでしょう。
Q&Aサイトなど、利用者が積極的にコンテンツを作成してくれるサービスだと一時的に盛り上がったり、放置していてもアクセス数が急には下がりづらかったりします。それでも、何もしなければジリジリとアクセス数は減っていくので放置するとサイトの寿命は比較的すぐに訪れるでしょう。
また、頑張って更新を続けていても、Googleなど検索エンジンのアルゴリズム変更や社会の興味の移り変わりの影響を受けてアクセス数が下がってしまうこともあります。
放置していると、そういった環境の変化に対応するのが遅れて、より悪い結果になるので、常日頃、関係の有りそうな情報にはアンテナを立てておくことが大切です。

仮説検証をしない

SEOなどの情報を見て、こうすればアクセス数が上がるはずと、一度始めたことをコツコツと続けることは大切ですが、何も考えずに続けていても結果にはなかなか繋がりません。
仮説検証と言うと大げさですが、結果を予想して手を打っていき想定した結果がでたかどうかを確認して、予想と結果が違う場合はその理由を調べる、それだけです。
記事を作る場合を考えると、
(予想に基づく施策)流行っているワードに引っ掛けて記事を書けばアクセスが集まるはず

(結果)思ったほどアクセスが集まらない

(調査)実際に検索しても検索上位にこない

(予想に基づく施策)検索上位にくる対策を打つ

(結果)検索上位に来てもアクセスが伸びない

(調査)ワードは流行っているけど、検索して調べる人は少ない

ワードに引っ掛けた記事ではアクセスが伸びなさそうなので他の施策を・・・
原因が分かれば同じ失敗を繰り返さなくなるので、サイトになにか手を加える時は、必ず結果がどうかを確認して、調査して今後に繋げていくようにしましょう。

まとめ

よくある失敗3つを紹介しました。

  • 諦める
  • 放置する
  • 仮説検証をしない

仮説検証をしながらコツコツと更新をし続け諦めずにポータルサイト運営を続けてみてください。
・・・追記
諦めないに反しますが、あまりにニッチでニーズの少ないジャンルだと収益化は難しいので、収益目的の場合は見切りも必要です。
それでも、ネットであれば世界中の人が潜在ユーザーになりうるので、ロングテールでなんとかなる場合もあります。
自分の運営しているポータルサイトに需要があるかどうかを見極めることも大切です。