ポータルサイトと機能特化型Webサービスの違い

 



2019/11/14

Webサービスは一般には、単純に情報を表示するWebサイトと違い、ユーザーの何らかのアクションに対してリアクションのあるWebサイトと言うことができます。

ざっくりとWebサービスの内容を考えてみます。

ポータルサイトも一種のWebサービス

ポータルサイトも一種のWebサービスと言えます。

ポータルサイトとしての形態として多いのは情報を集積するタイプです。
口コミサイトやニュースサイトも基本的にはこの形態です。

こちらのタイプは、仕様に沿って情報を登録、編集、削除できるようにするのが基本になるので、システム回りはあまり難しいことはなく開発することができます。
とは言っても、登録する情報量が多い場合は、入力する項目が多かったり、表示する際の検索機能などに手こずることも多々あります。

そして、開発が終わっても情報量や情報の鮮度が重要になるので、サイトが完成したからと言って手を離すとその後アクセス数などが成長することは難しく、運営するには継続的なコンテンツ作成など管理コストが必要になります。

機能特化型のWebサービス

Webサービスとしては他にも、純粋に目的の機能に特化したものも多く存在します。

TwitterなどのSNSや、シンプルな診断メーカー、実際のインフラや商売と連携したものなど多種多様なWebサービスが存在します。

TwitterのようなSNSを一から作るには、サーバーの運用やセキュリティなど様々なハードルがあります。

また、一括見積サイトなどのような実際の企業と関わるサービスの場合、提携先を見つけて話を通すなど、Webだけでなく実際に商談として行動する必要があるので、さらに大変になります。

シンプルな単純機能だけのサービスであれば個人で作ることも可能ですが、公開して評価をもらうには、それなりのアイデアが必要になります。また、簡単に作れるものは真似されることも多く、難易度の高いものでも利益が発生しやすいものはやはり真似されます。

目的に特化したWebサービスの場合は、回り始めればシステム自体にはそれほど管理コストをかけずに利益を生み続けることができる場合もありますが、その回り始めるまでのアイデアや開発、人を集めることなどが難しく、ポータルサイト的なサービスよりも成功までの難易度は高いといえるでしょう。