ポータルサイトブログジオコーディングのリソース

 



2020/12/04

住所から緯度・軽度の座標を得る「Geocoding(ジオコーディング)」。
ポータルサイトでもよく使う技術ですが、実現のためにいくつか選択肢があるので紹介します。

Googleの「Geocoding API」

https://developers.google.com/maps/documentation/geocoding/overview

ジオコーディングは精度が重要ですが、Googleのものは精度が高めではないかと思います。(京都府の住所などで調べた体感です)

4万リクエストまでは無料で利用できますが、課金設定(クレジットカードの登録)が必要です。
(1000リクエストあたり5ドルですが、 無料枠が200ドルぶんあります)
詳しい料金は以下のページの「プレイス」→「ジオコーディング」をご確認ください。

https://cloud.google.com/maps-platform/pricing/

Bing Maps REST Serviceの「Find a Location by Address」

https://docs.microsoft.com/en-us/bingmaps/rest-services/locations/find-a-location-by-address

こちらもGoogleに劣らず精度は高いと思います。

年間12万5千トランザクション(ジオコーディングリクエスト)まで無料です。詳しい料金(ライセンス使用料)は以下でご確認ください。

https://www.microsoft.com/en-us/maps/licensing

Yahooの「ジオコーダAPI」

https://developer.yahoo.co.jp/webapi/map/openlocalplatform/v1/geocoder.html

GoogleやBingと比べるとやや精度が劣り、京都府の住所などはヒットしないことがあります。

無料で利用できますが、1アプリケーションID(APIキー)ごとに5万リクエストの制限があります。
詳しい利用制限は以下をご覧ください。

https://developer.yahoo.co.jp/appendix/rate.html

OpenStreetMapの「Nominatim」

https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Nominatim

オープンソースの地図サービスで最大手のOpenStreetMapもジオコーディングAPIを持っています。

無料で利用できますが、一般ユーザーの投稿データで成り立っているため、精度は高くありません。

国土地理院のジオコーディングAPIについて

https://www.gsi.go.jp/common/000093156.pdf

国土地理院の地理院地図で使用しているものを紹介しているブログ等もありますが、一般公開APIとして利用可能かどうかの公式情報はありません。

システム自体は東京大学 空間情報科学研究センターが作ったもので、国土交通省などのデータが使われています。

http://newspat.csis.u-tokyo.ac.jp/geocode/

http://newspat.csis.u-tokyo.ac.jp/geocode/modules/geocode/index.php?content_id=2

精度は高めですが、大字・町丁目レベル(市区町村の下の街区の下)までのデータのため、座標は大まかな位置となります。