ポータルサイトのSEOを専門業者に委託する際の注意点

 



2021/1/27

ポータルサイトに限らずあらゆるサイトにおいてSEO対策は今や常識中の常識ですが、サイト担当の方にその知識がない場合やそもそも担当がいない場合、SEO専門業者に任せるという選択もあります。

ただその場合、「任せとけば安心」というような状況に陥ることが多く、全く成果が上がらないばかりか、逆に順位が下がってしまう可能性もあります。
今回はそんなSEO専門業者を利用する際の注意点を制作サイドから検証します。

そもそもどんなキーワードで検索上位を目指すの?

弊社でも基本的なSEO対策を施しポータルサイトを納品しますが、クライアントもまずは制作するという気持ちが強いため、どうしてもSEOが後回しになり、本当に検索させたいキーワードが伝わっていなかった(入っていなかった)というケースもありました。

SEO専門業者の場合は上記のようなケースは少ない(そもそもキーワードを聞き出すことから始まると思うので)とは思いますが、ますは下記の点をしっかり押さえておきましょう。

1.キーワードを漏れなくしっかり業者に伝える(優先順位などできるだけ詳細に)
2.キーワードが適切かどうか相談する
(競合や検索の頻度を調べてもらう)

SEO専門業者の作業内容は把握していますか?

失敗する一番の原因は「 SEO専門業者の作業内容を把握していない 」または「わからない・わからないから丸投げしている」点です。

一般的にSEO専門業者は既在のポータルサイトを調査し、その結果と対策( 改善点 )を提供するのが主な役割なので、 実際に施策を行うのは制作会社というケースが多いかと思います。( 弊社でもSEO専門業者の改善レポートなどを受け取り作業を行うケースがほとんどです)

下記の点をしっかり確認しておきましょう。※できれば依頼する前に

1.具体的に何をしているのか(作業内容の確認)
2.調査報告の頻度はどれくらいか
3.示された対策は本当に有効かどうか(場合によっては第2の意見として制作会社に相談)

委託期間はどれくらい?予算はある?

予算に余裕があれば結果がでるまで委託を続けるという選択もありかと思いますが、実際そこまでできるポータルサイトは極めて少ないと思います。

ローンチ時・テコ入れ期など 委託する時期や目的は様々ですが、
具体的な期日を決めて結果が思わしくなければ素早く契約解除できる状況を作ることが大事です。

SEOは基本的に時間がかかるものですが、ポータルサイト運営を圧迫するようでは本末転倒です。見極め時期をしっかり設定しておくことが重要です。

本当にその施策は効果的ですか?安全ですか?

一時期、悪質な行為で検索順位を一気に上げる行為が流行していました。
現在ではそういった行為はペナルティを受けるためほぼ皆無となりましたが、その手法をペナルティを受けない形にして順位を上げようとする業者も多からず存在します。

SEOに裏技は存在しません。
日々の更新や内容の充実度(記事コンテンツの追加等)といった地道な施策でしか検索上位を狙えません。
おいしい話には絶対に乗らないようにしましょう。

まとめ

基本的にSEO対策は自分たちの努力で行っていくものです。
コンテンツが増えていけば自然と検索結果も上位になるでしょう。
ただその努力が頭打ちになった場合、もしかするとSEO専門業者の力が必要になってくるのかもしれません。
スタートアップからでもSEO専門業者に委託できる予算があるならばそれも良いですが、まずは自分たちが知識を獲得するため努力する必要があるかと思います。