確認画面は必要ない?ポータルサイト会員登録の離脱率を下げる方法

 



2018/6/18

新規会員登録をする場合、以下のような「入力画面」「確認画面」「完了画面」の3ページ構成が良く見られます。

ですが、この3ページ構成は会員登録の途中離脱率を増やす要因となります。
理由は言わずもがなですが、会員登録をしようと「入力」し、「確認」したタイミングで思いとどまりサイトを去る人は少なくありません。

世界では主流な2ページ構成

よくある3ページ構成の登録フローは、日本でよくみられる形式ですが、海外(国までは未検証)では2ページ構成が一般的なようです。
つまり以下のように「入力画面」「完了画面」で終わりになります。

この2ページ構成だと、「入力」して送信した時点で「完了」になるので、無駄なクリックがなくなり、これまでの「確認」での離脱を回避できます。
3ページ構成は、慎重な日本人の性格を表していると言えるかもしれません。

確認画面は必要なのか

「確認画面」がないと、入力した内容が確認できずに入力ミスが増えるのではないか。
そう心配される方もいるかもしれません。
ですが入力にミスがあり、確認画面でちゃんと確認して、訂正する人はどれくらいいるのでしょう。
入力画面でも、パスワード以外は入力した文字が常に見えているので、慎重な人はそこで気づいて訂正するでしょう。
入力時に入れた文字を確認せずに送信する人は、確認画面でもちゃんと確認する人は少ないと考えられます。
結果、確認画面は、最後に登録するかどうか迷うページ、という効果が大きくなってしまいます。
そうすると、わざわざ「確認画面」を挟むメリットは低く、「送信即登録」にする方が離脱率が低く、ユーザーの操作もワンステップ短くなりお互いによい形式だと考えます。

確認画面をなくす場合の注意点

ただし会員登録が複数ページにまたがるような入力項目がある場合や、繊細な個人情報を扱うような場合は確認画面を挟む意味はあると思います。
日本ではまだまだ3ページ構成の登録画面が多いので、「確認画面」があると思って送信したら「完了画面」になってしまい驚く方も出てくるでしょう。
画面の案内文や、送信ボタンに添えるテキストなどで、うっかり登録はさせないように配慮する必要はありますね。